Spare Times

暇な時に書きます

竹原ピストル

2009年活動休止の野狐禅。ソングライターである竹原ピストルが作り上げた『初恋』は、そのタイトルが表象する「純真さ」ではなく、「不器用なさま」を泥臭く歌い上げる。歌詞の中では一貫して、「挫折」「奮起」という主題と(竹原ピストル自身が)向き合い、それを「初恋」になぞらえて扱う。ーー「強くならなくては」と拳を握りしめるたびに興奮するよ せつなくなるよ明日が待ちきれないよ 初恋みたいだーー、ーーこっそりと僕はもう逃げませんーー、というフレーズには、現在も年間200回以上のライブを行うピストルの、“身の丈に合った曲を”という哲学が凝縮されている。本当に泥臭いけれど、美しいのはなぜだろう。