Spare Times

暇な時に書きます

潔癖症です

過剰な清潔社会と他者排除の関連について少し考えている。「清潔社会」に関する先行研究や新聞記事、学術雑誌などには、その結果としてアレルギーに弱くなった人が増えたというような、身体的な影響についての記述が多くみられた。

 

しかし同時に精神的な面ついての言及では、他者排除につながるのではないか、という懸念も述べられています。僕は理系ではないのでアレルギーや菌のことについてはよく分からなかったけれど、排除というのはなんとなくイメージできた。

 

清潔と排除というと、一見相関関係すらもないように見えますが、清潔に区画された団地で起きた事件や、 学校でのいじめ事件、浮浪者を襲撃する事件を見ていると(赤坂の『排除の構造』など)、そこには危うさのある、異物排除の構造が見え隠れしていると感じます。

 

自分の身体のにおいを無臭化してしまう社会、 他人を触ったものをも否定してしまう社会では、生のぬくもりが感じられず、現実性のない、虚構の社会に生きているという不安に襲われるのではないのかな、ということを考えています。そして、その虚構性こそが他者排除へつながるのではないだろうかと。この過剰清潔になった社会によって引き起こされる、排除の問題はとても興味深いと思うので勉強していきます。