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「振られるではなく振る」の失恋ラブソングを探してみた

振られた時など、泣きたい時に聴くと泣ける「失恋ソング」。実際に失恋したから共感した、失恋なんかしたことないけど共感したなど、ある種、強制的に共感の発露となり私たちの感性を刺激する特殊な効力を持つため、それこそ感受性豊かな中高生を中心に人気を博しています(“共感”が是か非かは一旦置いておきます)。しかしながら、巷に溢れる失恋ソングはどれも同じ対象、同じ視点、同じアプローチのものばかり。分かりやすく言うならば、異性に振られた悲しみを嘆きそして垂れ流した女々しい曲が目立つような気がします。

 

そんな失恋ソングですが、振られた側からではなく振る側の視点から書かれた曲がいくつかあります。有名どころで言えば、欧陽菲菲さんの「ラヴ・イズ・オーヴァー」。


Love is over 歐陽菲菲

 

Love is over 泣くな男だろう 私のことは早く忘れて

からの

わたしはあんたを忘れはしない 誰に抱かれても忘れはしない きっと最後の恋だと思うから

女性が男性を振る曲です。でも未練たらたらです。そして最後のフレーズが哀愁を漂わせているので懐メロですがじっくり聴いて頂けますと幸いです。

 

男性アーティストの曲だと、かつて存在していたSMAPの隠れた(隠れてないか)大人気曲「オレンジ」も振る側から書かれた曲。市川喜康さんの素晴らしい歌詞で泣ける一曲になってます。歌唱力の無さが惜しまれますね。でもSMAPは歌唱力じゃない!歌唱力じゃない!


SMAP オレンジ

 

また、「すべての男性を殺す小松菜々」で瞬く間に認知度が上がったnever young beachの「お別れの歌」。これはもう聴いてくれ。聴け!すぐに聴け!


never young beach - お別れの歌 / 出演:小松菜奈 [スマートフォン向け]

 

そんな振る側視点の失恋ソングで最もオススメしたいのが、藍坊主の「雨の強い日に」という曲。藍坊主は小田原出身の幼なじみで結成されたバンドで、もともとブルーハーツのコピーバンドをしていたため、「ザ・ブルーハーツ」→「ザ・ブルーボーズ」→「藍坊主」というアーティスト名に。“ハズレ曲が無い”アーティストとして支持され続け数々の名曲を世に出しています。有名なものだとアニメ『TIGER & BUNNY』のエンディングを担当したり、パチンコ「CR ROOKIES」のイメージソングを担当していました。

 

藍坊主が2006年にリリースしたアルバム『ソーダ』に入っているのが、前述した「雨の強い日に」というタイトルの曲です。過去の思い出を振り返るでもなく、別れを惜しみつつ振るのでもなく、「振らなきゃ、振らなきゃ(使命感)、でもいつ振ろう(困惑)」という、振る側の立場になった時に意識する心情を巧く描いていると思います。曲の最後のほうに、"雨の強い日に”というワードが出てくるのですが、「なぜ雨の強い日にというタイトルなのか」という意味を理解した時、振る側の捻くれた優しさみたいなものを感じることができるのではないでしょうか。


作業用BGM  藍坊主フルメドレー全25曲

 

あとタイトルに失恋ラブソングとつけたのは、ラブソングだからです。