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Spare Times

暇な時に書きます

デジタルを信じられない

先ほど、写真データなどを保存しているクラウドサービスにアクセスしたら「只今メンテナンス中です」と表示されて、うおっとなる。もしこのまま全部消えてしまったらどうしようと思った。デジタルを信じられない。

 

いやデジタルは信じている。もう、身のまわりのアナログ的なものは手巻きの腕時計くらいしかない。PCは必ず毎日持ち歩くし、タブレットで本を読むし校正もする。もちろんデータ類はクラウドにおいているし、アナログ的なメールサービスよりもデジタルな感じのするチャットを好む。映画もHuluやネトフリやAmazonで観ている。彼女はもう、VRにいる女の子で良いと思い始めている。けれどやはり、デジタルは信じられない。

 

外付けハードディスクを1万円で買った。大事なデータはそっちに保存する。iCloudと同期はしない。ストリーミングで音楽を聴くことはなくて、CDをいまだにたくさん買う。iTunesで音楽データを買うことは少なくて、TSUTAYAで借りたアルバムを光学ドライブで読み込む。いやデータはデータなんだけど、アナログ的なものがないと落ち着かない。電子書籍で本を800冊買ってしまったことに驚いたけど、家にある本を数えたら1100冊くらいあって、なぜだか安心した。親と交わすやりとりが、チャットになっていることが寂しい。おばあちゃんとは手紙でやりとりしているのに。

 

たぶん、信じられないのは責任の問題だと思う。データは物質的なものではないから残らない、というのは表層的で、もし無くなってしまった時に、データを管理しているサービスが何の説明もなく閉鎖された時の責任。この責任は誰のもの?  自分の不注意で外付けハードディスクを踏み潰したときの怒りの矛先と、クラウドサービスが閉鎖されたときの怒りの矛先は明らかに違う。前略プロフィールは誰かにとっての黒歴史だったかも知れないけれど、他の誰かにとっては大切な歴史だったかもしれないよな。このはてなブログで書いているつまらない日記も何年かしたら全部消えているんだろうな。

 

仕事柄、テクノロジーに触れる機会が多くて、今日もヴァーチャルな話で盛り上がったけど、盛り上がったあとに盛り下がった。デジタルを信じられない。