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Spare Times

暇な時に書きます

そして親になる

この歳になると、周りがやたら結婚し始める。結婚ラッシュである。んで独自の統計調査の結果、授かり婚(「りこん」って入ってるの良くないよね)がそのうち 7割くらいを占めており、親になることが分かってから結婚する人が多いわけです。もちろん、シングルの親もいるのですが。

 

高校のとき、国語の先生が「子どもが生まれて親になることの意味を考えましょう。あなたたちの年齢は今18歳で、10年後くらいに結婚して子どもができると する。そうすると28年の人生を経験していることになりますが、親になった瞬間から、新しい人生が始まる。赤ちゃんと同じ0歳からスタートするんです」と 言っていたのを、折にふれて思い出す。こういうときに、自分が親になることをとても恐ろしく思う。子どもが生まれた段階で、今までの人生とは地続きではな くなってしまって、わたしたちは舟に乗って別の土地へと移動する。新しい土地に足を踏み入れて、雑草を抜いたり開墾したり家を建てたりするわけだけど、そ こに案内図だとか詳細な設計図だとか、そういうものはない。先人の知恵や、Yahoo!の知恵を借りることはできるのだけれど、明確にこれをやれば良い、こうすれば子どもはちゃんと育つ、こうすればグレない、こうすれば良い人生を送ることができる、といった取り扱い説明書は存在しない。真っ白でなにもない 紙だけがある。そのことが、本当にこわい。

 

こういうことを考えていると、永遠に親にはなれないような気がする。親になる勇気が、生まれてこのかた見当たらない。