Spare Times

暇な時に書きます

昨今の「ライター使い捨て問題」について言いたいこと

よく、編集者にとってライターは駒のひとつなので、目減りしたら使い捨てたり、安値でゴミのように扱う、とか言うじゃないですか。はっ? 言ってるお前バカかと。これ言ってるのってだいたい若いか売れてないもうろくジジイのライターさんです。バーカ。以下の話は、今まで経験したことや聞いたことの総体として書いています。

 

確かに編集者のなかには、そういう人も何人かいて、同業者としてとても嫌いです。でも、出会った中で圧倒的に多いのはライターを奴隷のように扱う編集者ではなく、社会性がなくて勝手に自滅するライターさんです。そういう人が、「ここの編集者(媒体)はライターを使い捨てる」とか言っている。いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやマジか。あなたたちが圧倒的に使いづらいので、もう仕事したくないだけです。あなたには、二度と仕事をお願いしません。

 

編集者の自分からしてみると、当たり前じゃんと思います。僕たちは、きっちりと取材相手に挨拶ができて、仕事相手全般に挨拶ができて、名刺交換のやり方も分かっていて、ビジネスメールも打てて、もちろんちゃんとした文章を書いて、さらにホウレンソウをしっかりしてくれるライターさんを、決して見下すこともなければ、雑に扱うこともありません。でもこれができない人、絶対に使いません。嫌いです。

 

なんでか。デメリットしかないから。理由その①。当人の勝手な理由で納期を守らない。これ論外なので小学生からやり直してください。どうしても理由があるなら、ちゃんと言ってください。こっちはライターさんのために編集や校正の時間を確保しています。締め切りを勝手に遅らせられたら、この時間どうしたらいいですか? あなたが その分お金くれるんですか? こっち生産性下がってるんですけど。マジで。これ普通の社会/会社では許されないんだけど、なぜかこの世界では許されてますよね。身近に営業をやっている人などいれば聞いてみて欲しい。

 

その②。仕事(取材)相手に挨拶できない。論外です。幼稚園からやり直してください。最近都内はなかなか倍率が高いようですが、頑張って入園して欲しいと思います。名刺交換。ちゃんとビジネスマナー本読んでください。本読めないんだったら文字に関する仕事やめてください。

 

その③。ホウレンソウができないライターさん。正直使いづらいです。何考えてるか分からないので。進捗やばそうだったらできる限り早く報告してください。遅れそうだったら連絡をください。「ここはどう書けばいいかわからない」という箇所があれば相談してください。さんざん待たされて、連絡できなくなってしばらく時間が過ぎて、返ってきたのが自己満の駄 文、さらに締め切りまで時間がないとなれば、みんなが損をします。それはあなたも。自覚はありますか。

 

その④。上の「相談」について。ときどき、会社で仕事をしてて間違った考えを持っている新入社員と出会います。彼らは完璧なものを仕上げよう、自分ひとりのちからで仕上げよう、先輩社員や上司に聞くと「そんなとこもわからんのか」と怒られたら怖いからといって、抱え込んで、クソみたいなクオリティのものを納期ギリギリに出します。正直言って迷惑です。あなたにそもそも高いクオリティのものを求めていない。んで、直すところがたくさんあるのだから、ギリギリではなく、早めに直させてください。こちらも人間です。納期ギリギリでまとめてどっさりクオリティの低いものを出されても、きちんと対処できません。というか手を抜きます。そしてあなたの評価が下がります。中途半端でもいいので、早めに出してください。これは若いライターさん、鉄則じゃないですか。推敲は、一回はやって欲しいですけど。

 

参考文献:岩瀬大輔『入社1年目の教科書』

 

最後に。ちゃんとした文章を書くのは「ライター」という職業である限り、大切です。でもね、書けないときに、ひとりで抱え込まないでください。編集者はそのためにいます。あと「仕事」としてやっている自覚ありますか? なければすみやかに辞めてください。以上です。

 

※「育てる」って部分について触れてないのは、趣旨と違うからです。